プロフィール
住まい:埼玉県
性別 :男
中山道一人旅07(洗馬宿から) ― 2012年11月07日 14時37分01秒
■洗馬宿->奈良井宿

昨夜は洗駅前の駐車場に車中泊。前の2晩より標高が低いためか寒さが少しゆるい、幾分良く寝られた。寝るときは他に車は1台も泊まって無かったが、2時ころ寒さで起きてしまい、エンジンをかけたとき外を見ると1台泊まっている。ここは、駐車する車が少ない。全く静かなので次回寝るのにいい場所だと思う。
-洗馬宿->本山宿(2012-11-04)
-洗馬宿->本山宿(2012-11-04)
目が覚めたので、まだ暗かったが起きてしまう。少し明るきなって来たので午前6時20分出発。昨日、洗馬宿は見ているので、駅から線路沿いに少し歩いて、洗馬宿の真ん中辺りに出る。そこから塩日出方面に向い、高札場跡を確認して、洗馬宿を後にしてJR中央本線のガードを潜る。
牧野一里塚後は旧牧野公民館の脇の斜面にぽつんと1本立っていた。一度見逃し戻って確認する。牧野集落を抜けるとやがて国道19号と合流する。道路脇の草むらは霜が降りて真っ白、歩き出して15分も経つが体が温まらない。19号に出たところのコンビニでおでんを買って、体を温める。
コンビニから700mで、右側に100m四方くらいのため池がある。ここから国道と別れ本山宿に入る。
本山宿も古い家並が道の両側に沢山残っている。ただ、生活している為、自動車が各家々の前に駐車している。この車が景観を損ねてしまっている。何事にも費用が掛かるが、道路から見えないように、家の裏側などに駐車場があればいいなと思いながら歩く。
本陣跡は例のスズメ踊りの屋根飾りのある白壁の美しい家。道路から少し奥まっているので入って行くと、ここから先は立ち入り禁止の看板がある。脇本陣跡は中山道の石柱があるだけだ。
-本山宿->贄川(にえかわ)宿(2012-11-04)
本山宿の集落をを出ると、大きな「本山宿」という看板が見えて来る。国道をまたぐ陸橋を越えた山側に「本山神社」があり、旅の無事を祈願する。再び国道に戻ろうとした、そのとき国道を渡って歩道に出るサルを見つけた。こんな人家の近くに野生サルが生息している。
本山宿を出ると右側に川があり、左から山が迫って来る。幅が50mくらいしかない狭いところを国道とJR中央本線が並んでいて、旧中山道はその間の歩道を行く。500m歩いて旧中山道は国道と離れて、日出塩集落の方入る。この辺りも本山宿と同じように古い家が多く残っている。
日出塩駅前を過ぎ再び、狭い平地を国道と鉄道が並行している。日出塩集落から15分位歩いて、歩道無くなって少し危険な道となって国道は右にカーブする。カーブを抜けると小さな橋がある。この橋がかつて尾張藩と松本藩の国境であった。ここから手前が信濃、先が木曽である。これより南、木曽路と彫ってある大きな石碑がある。
島崎藤村の「夜明け前」の書き出しに、
木曾路はすべて山の中である。・・・・・東ざかいの桜沢から、西の十曲峠まで、木曾十一宿はこの街道に添うて、二十二里余にわたる長い渓谷の間に散在していた。
とある。
石碑の向いに中山道と書いた小さな標識がある。自動車に気をつけながら反対側に渡って、急な狭い坂をのぼる。これが旧中山道で、国道より15mくらい高いところを国道に沿って山中を300mほど歩く。古いトンネルがるところで、再び歩道のある国道にでる。
片平の集落を出て旧中山道は国道19号を離れ若神子の集落にはいる。ここから国道を左下に見ながら平坦な高台の野道を7,800m行く。途中、サルが食べ散らかしたと思う柿が落ちていた。写真に撮る。たぶん渋くて止めたのだと思う。
国道に出るとまもなく贄川駅。駅前のベンチで休んでいると自転車の2人づれがやって来た。今朝、松本から来たのだそうだ。1日に100kmくらい走る、自動車が自転車とすれすれに走るのでとても怖いと言っていた。今日は、これから奈良井宿まで行くそうだ。
駅前を出て直ぐに中央本線をまたぐ橋が2つ並行していて、手前の歩道用の橋には木曽節の歌詞を記した看板がある。橋を渡って左手に贄川関所跡の建物がある。ここからが贄川宿の街並みである。
贄川宿も本山宿同様家並みは古いが道路に自動車が目立つ。ここ贄川は漆器の町でもある。道の両側に漆器製造店が何軒も軒を並んでいる。贄川宿の終わる少し手前で、旧中山道は「ひのきや漆器店」のところで狭い路地を右接。中央本線をまたぐ橋を渡って再び国道に出る。一度通り過ごしてしまい引き返した。
-贄川宿->井宿(2012-11-04)
贄川宿を出て国道19号線を進む。JR中央本線のガード手前、橋のところに歩道が無く怖くて進めない。10m位下流に橋と並行して道路工事をしていて、こちらに歩行者専用橋がある。こちらを通って、ガード下に出る。今度は国道に歩道があり安心して歩ける。
JRのガードを過ぎて20分ほどで、旧中山道は信号機のあるところで左の長瀬地区に入る。ウソのような静けさの中を700mくらい歩く。
再び国道19号に出てまもなく道の駅「木曽ならかわ」がある。ここで休憩、旧中山道は道の駅の裏手を行く。旧中山道を進み、塩尻市楢川支所前を抜ける。ここにも芭蕉翁の石碑が建っている。裏手の小高い森に諏訪神社があり、旧道は森の中を抜けているが、迂回してそのまま進む。
平沢地区に入った。ここは道の両側に漆器店が沢山ある。漆器を売っている店はほとんど見当たらない。どの家も〇〇漆器の看板を掲げている。製造中心で販売は道の駅や温泉旅館などなのだろう。少し離れているがここにはJRの木曽平沢駅がある。
平沢を出て12時、国道19号と合流したところに蕎麦屋「ていしゃば」があった。腹もすいてきたのでここで昼飯にする。注文したのはざるそば2枚。諏訪でも感じたが信州のそばは少し硬めだ。うどんのコシがあるというのとも違う。
昨日は失敗したので、蕎麦屋で奈良井駅の塩尻方面の列車の時刻を確かめる。12時25分蕎麦屋を出て再び歩き始める。電車は13時28分?塩尻(長野?)行き。
中山道は奈良井大橋で奈良井川を渡り、奈良井駅方面に向かう。橋を渡ったところに、道祖神、馬頭観音がある。中央本線の踏切を渡ると奈良井駅が視界に入って来た。12時50分奈良井駅到着。
奈良井宿入り口はは駅から少し行ったところだ。宿場の方に行ってみると大勢の観光客がいる。狭い道に人があふれている感じがする。今日は覗くだけとする。
-データ
アルバム:中山道一人旅7<--クリック
交通費:道の駅小田坂公園->洗馬駅(車:13km)、洗馬駅->家(車:225km)、JR(奈良井->洗馬保、320円)
アルバム:中山道一人旅7<--クリック
交通費:道の駅小田坂公園->洗馬駅(車:13km)、洗馬駅->家(車:225km)、JR(奈良井->洗馬保、320円)
食糧費:飲料水(1本、150円)、おでん(220円)、そば(800円)、みやげ(りんご:400円、ワイン:1300円)
里程、万歩計:洗馬宿->本山宿(3.3km:7132)、本山宿->贄川宿(7.8km、12403)、贄川宿(7.3km、17697)









最近のコメント