あああ
プロフィール 住まい:埼玉県 性別 :男

日光街道一人旅062012年04月12日 17時48分49秒

宇都宮->今市

-宇都宮->徳次郎(2012-04-12)
宮代では桜は満開になっているが宇都宮では市内で5,6分咲き。戸祭の栃木県体育館あたりで3分くらい。事前調査によって国道119号(日光街道)は桜街道であることを知っていたので、出発を1週間遅らせた。今週でもまだ少し早すぎることは分かってはいたが、27日(霧降高原のホテル予約済み)に東照宮を目指すためには天候のこともあって今週にした。
家を出たのは6時20分栃木県体育館に着いたのは8時30分ころ、体育館は9時オープンなので沢山尾の車が駐車場に止まっていた。さっそく駐車場に車を止め、体育館の利用開始前だが職員に断りトイレを借りて出発準備をする。8時10分出発。
歩き始めて直ぐに国立栃木病院、正門前のしだれ桜が綺麗に咲いていた。さらに「宝の木」と呼ばれる木の写真を撮り、再び国道119号に戻る。間もなく桜並木が始まった。しかし、今年は寒さが続いているので、残念ながら2分咲きの木もちらほら在るがまだつぼみがほとんどだ。
写真は第6接合井
接合井
前回は30分位歩くと、足が痛くなりだしたが今日はそういうこともなく順調だ。絵本に出てくる竜宮城の門のような光明寺の門前を過ぎ、高速道路宇都宮IC入り口の交差点を直進。東北道の高架を潜る手前に高林の一里塚がある。
サクラが満開ならこの辺は桜のトンネルに成るはず、非常に残念。高速道路高架下を過ぎると、右手に煉瓦つくりの「第六接合井」がある。有形無形文化財だそうだ。これはかつて今市から宇都宮まで、水道を25km引いたときの水圧調整装置だそうだ。
富谷小学校という大きな小学校を過ぎると中徳次郎宿になる。しかし特に宿場の名残のものはない。徳次郎城跡の看板があったので脇道に入ってみた。城跡と言っても杉林があるだけで何も無かった。森に入って行くと堀跡の説明があるだけだった。
この辺りは大谷石の産地だけあって、大谷石を使った建物、塀が目立つ。
-徳次郎->大沢(2012-03-12)
徳次郎を過ぎると、道の両側には淡々と杉と桜、ケヤキのが続く。2本の大きなケヤキのある智須神社がある。天気がいいし、自動車が通らないので、日光街道を離れ右の脇道に入る。広々とした田んぼの見渡せる畦道を行くと、にのみや堰、二宮公園がある。この風景はテレビなどでよくやる日本の原風景を尋ねる番組と同じ雰囲気の場所だ。この辺は二宮尊徳にゆかり地でもあるらしい。
道の両側が1段と高くなって左側は畑、リンゴ園、梅園が広がる。右側は少し下がって1km位の幅に田んぼが広がりその向こうには小高い丘が連なっている。
石那田の一里塚を過ぎて、右手の第五接合井を過ぎると間もなく左手に八坂神社がある。ここで一休み。おなかも空いてきたがコンビニも食堂も何もないのでひたすら歩く。ようやくそば屋を見かけたが、今日は木曜日で定休日。
国道に歩道はなく、両脇が高くなっていて畑や民家がある。左側の方が一般的に歩道が整備されている。
左側の一段高い道を進むと並木の間にお堂があり、真っ赤な着物を着せられた願掛け地蔵があった。手ごろな石が3つ置いてあり、一番軽い石を持つと願いがかなうそうだ。1つでは軽いかどうかわからないので結局3つとも確かめてしまった。最初に持った石が最も軽かった、これでやめておけば好かったと後悔する。
写真は願掛け地蔵
願掛け地蔵
今市に入った。まだ桜並木が断続的に続いている。13時少し前ようやくラーメンの旗を見つけ昼飯にする、「ラーメン工房若草」。ここは日光市(旧今市市)山口というあたり、周りにほとんど人家はない。食べたのはラーメンでなく640円の焼きサバ定食。脂ののったサバがとてもおいしかった。
119号と道は二股に分かれたところで、並木鬼神の碑がある。右側が旧道、うっそうとしたいい感じの杉並木が1km位続く。杉並木の大木で覆われ薄暗く、車も全く入って来ない。119号と合流すると大沢宿、ここも宿場の面影を残すものは何もない。
-大沢->今市(2012-03-12)
大沢御殿跡のある方にと右方向、鬼怒川方面に向かうが、それらしきものを発見できずかなり疲れてきたので戻る。その途中田んぼの中から、前方の林の中に第三接合井を発見。
119号と並行の旧道に出て杉林の中に水なしの一里塚を見つける。119号と旧道は並行している。119号の出入り口と時々出くわすが、車が全く入ってこない。歩いている人は誰もいず、舗装してない昔の儘のところもあって相変わらずいい感じである。
右手の林の中に七本桜の一里塚があった。ここの塚には並木ホテルとも呼ばれる大きな空洞が出来ている杉の大木が立っている。
写真は未舗装の旧日光街道並木道
日光街道 杉並木
林の隙間を通して右手奥にはちらほらビルが見えてくるようになった。ようやく今市宿が近づいてきたようだ。東武線のガードを潜ると左側にも林の中から街並みが垣間見えてくる。すると突然、例幣使街道と合流する追分地点に到着。ここにある地蔵堂にお参り、あと少しで下今市の入り口である。
今回は上今市まで行くつもりで歩いているた。バス停があり、時刻表を見てみると宇都宮行きバスがあと10分で来る。これを逃すと1時間後になってしまうので今日はここまでとする。
16時18分のバスで体育館まで戻り、家に着いたのは7時20分だった。

-データ
宇都宮宿->徳次郎宿->大沢宿->今市宿
[f:id:snhr-5039:20120414163551j:image:left]交通費: 家->栃木県体育館(往復:150km 2時間15分)
今市->体育館(関東バス、1000円)
食事等:昼サバ定食(640円)、水(130円)、アイス(126円)
里程、万歩計:宇都宮(体育館)->徳次郎(7km:10054歩)、徳次郎->大沢(10km:18284歩)、大沢->今市(8km:11368歩)   
時間:7時間